2016年10月3日月曜日

アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ 音ゲーについて長々書く

 どうも、お世話になっております。
棟方愛美担当・有力のPです。


音ゲー論



 さて、このアイドルマスターシンデレラガールズというスマートフォンアプリのゲーム、正直ここまでやり込むことになるとは思っていなかった。
というのもリズムゲームというものに一種の畏怖の念を抱いていたからだ。
私のイメージするリズムゲームは目にもとまらぬ速さで落ちてくるノーツを拾ってるんだか拾っていないんだかのスピードで叩いてコンボをつないでいくものである。
この固定観念はゲーセン通いを続けていたあの日に見てしまったビートマニアを初めとする手練れたちのスーパープレイが原因であろう。
あの時(10年前ぐらい)は素人目にわかるほど「こいつ、初心者だな」と思えるような奴は一人もいなかった。
ほぼ全てのプレイヤーが高難度の曲をクリアは当然としてフルコンボを狙って叩いている。(デレステなら全員TOKIMEKIかあんずの歌、トワレのフルコンに挑戦状態)
対戦ゲーム至上主義だった私は、「画面のノーツと音響に従ってボタンを叩くだけじゃん、何が面白いの?」と音ゲーを軽蔑していた。
それと共に自分にも少し出来るのではないだろうかと挑戦してみるもクリアすらままならない、という状態が発覚してしまい、そのあとは羨望の感情もあっただろう。
この二つの感情が音ゲーに対する壁を作り後にどんな音ゲーがリリースされても挑戦することはまずなかった。(対戦ゲームがワンクレ50円だったのに対し、音ゲーはほぼ100円以上でコスパが悪かったことも起因している)

 くにおくん系のアクションゲームを初めとして、シューティング、格ゲー、ドラクエ、FFなどのRPGなどほぼ全てのゲームジャンルを一通り出来ると自負していたが音ゲーだけはこの壁、トラウマのせいでどうにも攻略不可能なゲームに思えていた。
才能やリズム感、なにか持ってる奴じゃないと出来ないゲームだと。
そもそもこれをゲームと認めるワケにはいかんと。

 時は流れて10年後、スマートフォンが普及しデレステが普及し、友人がこれにキャラゲーとしてハマって私に勧めてきてやり始めてみるもやはり一向に面白さが分からない。
10年前と同じ、ある程度の難しさの譜面になると指が追い付かなくなり自分の反射速度を超える。
そんな状態でハマるわけもなく、適当に冷やかし程度にプレイしては限界を感じてやめる、思い出したようにプレイする…を繰り返してた。

音ゲー上達の過程



 するとどうしたことか段々指が落ちてくるノーツに指が勝手に反応してしまう時がくる。
デレステはNT育成マシーンのように落ちてくるノーツの場所にフェイントを入れてきたりするのだが、それにも反応して親指が自然と動くようになる。
勿論難しい譜面(一気に連続するノーツが連発するような場所)では気合を入れて意識して叩く必要はあった。
その時はほぼスポーツといって過言では無いぐらい心拍数があがり、集中力を消費する。(時期的に「咲いてJEWEL MASTER+」ぐらい)
そしてその時期を超えるとほぼすべての譜面を意識せず叩けるようになり、殆ど何も消耗せずに叩けるようになった。

 要するにリズムゲームの上達には3段階ぐらいあると思う。
1段階は自分の限界を超えた時点でノーツが見えなくなり、適当に叩いてクリア出来なくなる段階。
2段階目は簡単な譜面は意識せずに指や足が動くようになる段階。
3段階目は結構難しい譜面も意識せず叩けるようになり、コンボを切るために作られた難しい場所を「覚え」と「慣れ」で克服していく段階。

そしてこの段階を踏んでいくことがとても楽しいのだ。
「私、成長しています!怖いものなしです!」っと思える自分自身の成長を確実に実感できるようになることこそ音ゲーの醍醐味であり、心理だと思っている。
プレイの初期では目で追う事すら能わなかったノーツの川が、今じゃ固めつぶったってフルコンが出来る、という一種の全能感がほかのゲームでは味わえないほどの成長を実感できるのである。
格ゲーでは相手も強くなってしまうし、ある程度なれた後、初心者と対戦することになっても残念ながら昔は自分もこんなんだったなーと思い返すのが関の山だ。
RPGは主人公は強くなっているけれどもプレイヤー自身のスキルは何一つ向上していない。
その点、音ゲーは格ゲーのように相手の難易度は変わらないし、RPGのようにキャラが強くなっただけでフルコンボが出来るようになる側面も無い。(一応デレステではライフやスキルがあるので強いキャラがいるとフルコンやクリアがしやすくはなるが、最後はやはり叩きの上手さが全てを左右する)

閑話休題


デレステについて




 デレステと書きながら音ゲーに対して色々書いてしまった。
さて、アイドルマスターシンデレラガールズというゲームの音ゲーとしての質はどうだろう。
コンボの判定が若干甘いのと、親指でぎりぎり叩けるぐらいの難易度調整が絶妙で、個人的に音ゲーとしての質は高いのではないかと思う。
しかし、やり込んだ音ゲーがこれ以外無く、比較対象がないため相対的な評価が出来ない。

では、キャラゲーとしての側面はどうだろう。
正直、アニメも見てないし、知っているのはゲーセンに置いてあった初代アイドルマスターを横目で見た程度の知識しかなかった。
だが、プレイしてみるとキャラゲーとしての作り込み、クオリティの高さには唖然としてしまった。
このゲームの一番の売りは背景で3DモデルのアイドルたちがPVのカメラアングルでモーショントレースされた自然な動きでライブを行う所だろう。
これはサブカルに理解を示さない人間が見ても一目置くほどのクオリティであることは間違いない。
あとで分かったことだが、ラブライブが音ゲーヒットの先発で、同業界で追いかけるためのインパクトとしての3Dライブは十分すぎるものであったと思う。
アイドルとはもともとは偶像という意味であるので必ずしもAKBのような生きた人間である必要はないとも思わせてくれるクオリティである。



あるアイドルのソロ曲のMVでは専用の表情が用意されていたりする程の作り込みだ。
これを見ているだけでも無料ゲームの範疇は完全に超えている。(多分お金も相当かかっている。)
さらに3Dだけではなく、2DモデルのSDキャラ、ぷちデレラがルームを動く様子も実に細部まで作り込まれている。
特に私はロクロを回して陶芸をするギミックのアイテムには舌を巻いた。




成功、失敗があり、さらに制作される土器にも種類がある。(花瓶や皿)
成功、失敗にかかわらず、最後にロクロの回転台に残った粘土をヘラで掃除するところまで再現されている。
実に実に芸が細かい。



というわけでデレステはいかに「質」といった面で優れたゲームかお分かりいただけたと思う。
欲しいキャラを一点狙いした場合の課金金額が青天井というところや、ガチャの排出率が個別に明確にされていないなどのスマホゲーム特有の問題はある。
しかしゲームといえどビジネスなわけであるし、むしろこの辺は自分の資金力を超えて課金をしてしまったユーザーに問題があると思っている。
SSR1.5%と明記されていて実際サーバー側で1.5%で排出されていれば何も問題は無いのだ。
詐欺の香りのしたグランブルー事件は除く。

課金の必要が無いレア度ノーマル棟方愛海が担当のPには至極無縁の話なのであった。

次回はちゃんとイベントのこととか進行具合を日記にする予定。
文章を短時間で書く練習。

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